ファクタリング=企業が保有している売掛債権を第三者が買い取り、その管理や回収を行うサービスのこと。
つまり、法人が保有している売掛債権をファクタリング会社に売却し、その対価を受け取ることができ、売掛先からの入金を待たずに売掛金を現金化することが可能になるのです。
「急にまとまった金額が必要になったのに手元に資金がない!」
「お金が必要なのに融資の審査に通らない!」
「支払い期日が迫っているのに入金までまだまだ時間がある!」

どうしよう!!!
こんなお悩みをお持ちではないですか?
そのような法人様にはファクタリングを活用することをおすすめします。
ここではファクタリングの基礎知識から、
- 利用するメリット・デメリット
- 融資との違い
- 活用事例
などを交えながら、法人様へファクタリングの活用方法を解説していきます。
1.利用するなら知っておきたい 法人向けファクタリングの審査・契約までの流れ
①2社間ファクタリングと3社間ファクタリング
ファクタリングの契約の種類には大きく分けて、利用法人とファクタリング会社の2社間で契約を交わす「2社間ファクタリング」と、利用法人、ファクタリング会社、売掛先の3社間で契約を交わす「3社間ファクタリング」とがあります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの大きな違いは、「売掛先に通知をして、承諾を得る必要があるかどうか」という点です。
2社間の場合は、売掛先に通知をする必要が無いため売掛先に「資金繰りに困っているのか?」なんて不安を抱かせることもありません。しかし、利用法人とファクタリング会社の2社で契約が完結してしまうため、ファクタリング会社のリスクが大きい契約方法だと考えられています。そのため、審査は3社間ファクタリングに比べて多少厳しめ、手数料も6%~30%が相場と言われています。
それに対して、3社間ファクタリングでは手数料は1%~5%と2社間に比べて相場が低く、審査基準も比較的甘めに設定されていることが多いです。
手数料が多少高くなってもなるべく早く資金を調達したい、売掛先にファクタリングを利用していることを知られたくない!なんて会社様は2社間ファクタリング、大至急ではないので出来るだけコストを抑えたい!という会社様は3社間ファクタリングを選択しましょう。
②ファクタリング会社の種類
銀行系
銀行系のファクタリング会社には、三菱UFJ銀行の100%子会社である「三菱UFJファクター株式会社」やみずほ銀行の100%子会社である「みずほファクター株式会社」があります。
銀行系のファクタリング会社を利用するメリットとしては、手数料が低い、買取可能金額が高い、信用が厚いことです。親会社がメガバンクなだけに、3社間ファクタリングで売掛先に承諾を得る場合も、銀行系のファクタリング会社なら信用が厚いので安心して承諾してくれるかもしれません。
逆にデメリットとしては、審査が厳しいため時間がかかってしまうことと、親会社である銀行にもファクタリングを利用した情報が共有されてしまうことです。のちに融資などを利用しようと考えられている場合、もしかしたら影響があるかもしれません。
ノンバンク系
ノンバンク系のファクタリング会社は、預金業務を行わない、銀行以外の親会社を持つファクタリング会社です。大手どころで言えば、「オリックスファクタリング」や「NTTファイナンス」などがあります。
ノンバンク系のファクタリング会社を利用するメリットは、親会社への信用がある、銀行系ではないので銀行への情報が行かないことです。ノンバンク系のファクタリング会社は銀行系と独立系の中立のような存在で、目立ったデメリットはありませんが、独立系ほどのスピード感はないといったような特徴を持ちます。
独立系
独立系のファクタリング会社は、名の通りメガバンクや消費者金融等の親会社を持たない、完全独立型のファクタリング会社です。独立系のファクタリング会社を利用するメリットは何と言ってもスピード感のある対応と2社間ファクタリングを扱っている会社が多いことです。また、数十万円からの小口案件を扱っているので、中小企業や個人事業主の方も利用が出来ます。
デメリットとしては、銀行系やノンバンク系に比べて手数料が高く、知名度が低いことです。
メリット | デメリット | |
銀行系 | ・手数料が高い
・買取金額が高い ・信用が厚い |
・審査が厳しい
・時間がかかる ・親会社の銀行にも情報が伝わる |
ノンバンク系 | ・親会社への信用がある
・銀行への情報はいかない |
・独立系ほどのスピード感はない |
独立系 | ・対応のスピードが早い
・2社間ファクタリングを取り扱っている ・小口案件OK |
・手数料が高い
・知名度が低い |
③審査や契約までの流れ
事業を営んでいる方であれば、資金調達までに一刻を争うこともありますよね。スピーディーな対応がファクタリングの最大の特徴と言っても、1日でも早く資金を調達すためには事前に準備をしておくことが重要です。契約成立までスムーズに行うために、契約までの流れを把握しておくと良いでしょう。

事前相談
何方かの紹介などではない限り、まずはどの会社にお願いをするのかを考えますよね。各ファクタリング会社は、ほとんどの会社がHPに事前相談や事前診断の問い合わせフォームを設置しています。事前に見積もりをしてくれる企業もありますし、事前の相談でその企業の手数料等はもちろん、色や特徴等も把握することもできます。この段階ではまだ申し込みにはならないので何社に相談をしてもOKです。比較をするためにも、1社だけで決めてしまうのではなく、何社か選択して相談をするのがおすすめです。
また、3社間ファクタリングを利用しようと考えている場合はこの段階で売掛先へ打診をしておくのがベストです。突然通知が来るよりも、事前に相談をしておいたほうが契約もスムーズに進められるでしょう。
申し込み
各会社によって異なりますが申し込み方法としては、来店、Web、郵送、が主になります。最近では、電話で申し込みの受付をしてくれるファクタリング会社もあるようですが、個人的におすすめなのはWebからの申し込みです。
Webからの申し込みであれば時間の制限もありませんし、何よりエビデンスを残すことが出来ます。契約成立直前で双方の認識の違いで希望の条件がずれている・・・なんてこともありますので、申し込みをした条件などは明確に残しておくと交渉なども有利にすすめられることが出来ます。
仮審査
仮「審査」といっても、ここで行われるのは電話での簡単なヒアリングのみです。
ここで確認されるのは大まかに以下のような項目です。
〇企業名/業種
〇資本金
〇売掛金/売掛先
〇希望金額・時期
〇使用用途
申し込みがあった会社が実在するのか、売掛先の会社が架空なものではないか、希望金額が売掛金の範囲内か・・・などここでは最初の申込内容との相違がないかの確認と、必要最低限の簡易的な調査のみです。資本金や売掛金等の確認しっかりしておけば心配することはありません。
必要書類の提出
ファクタリングを契約する際に提出が必要になるのは基本的に以下の5点です。
〇商業登記簿謄本or印鑑証明
〇決算書や確定申告書等の業績が確認できる書類(過去2~3年分)
〇注書、納品書、請求書などの売掛金証明書類
〇売掛先企業との基本契約書
〇過去の入金が確認できる通帳
詳しい説明は別途紹介しますが、基本的には契約を結ぶにあたって「契約後売掛金がきちんと支払われるのか」を判断できる書類の提出を求められます。
審査(売掛先への通知)
必要書類の提出が完了したら、いよいよ審査に入ります。ここでの審査は提出した書類と合わせて簡単なヒアリングも行われることが多いです。ヒアリングの内容としては、事業の内容や、取引やキャッシュフローの状況、ファクタリングを利用するに至った理由等になります。
また、3社間ファクタリングの場合は売掛先の承諾の有無も条件に加わります。万が一、売掛先から承諾を得られなかった場合には契約を結ぶことはできません。
契約成立
晴れて契約成立です!契約が成立したら、必ず契約書が交付されます。
内容をよく確認して、不明な点があればファクタリング会社の担当者へ質問し、明瞭にしておくようにしましょう。ちなみに、悪徳業者に限ってこの契約書の発行を省く傾向があります。どんな契約でも、成立したら契約書が発行されるのは当たり前のことです。この契約書の発行の有無は事前に確認しておくようにしましょう。
2.法人がファクタリングを利用するデメリットとリスク
ファクタリングは近年注目されている資金調達方法ですが、まだまだメジャーなサービスではありません。最短即日で資金を手に入れることが出来ておすすめ!と言われても、本当に信用して良いものか不安な点もありますよね。ではまず、法人がファクタリングを利用することで考えられるデメリットやリスクを確認しましょう。
①売掛先が倒産してしまう
リスクの一つとして、ファクタリング会社へ売掛債権を譲渡した後に、「売掛先が倒産してしまって債務不履行になり、売掛金の回収が出来なくなってしまう」ということが考えられます。これはファクタリング会社も最も恐れていることのひとつで、そうならないように審査で売掛先の取引状況等を調査するのですが、万が一そうなってしまった場合はどうなるのでしょうか?
売掛先が倒産してしまった場合、本来振り込まれる予定だった売掛金の請求をファクタリング会社から利用者へし、支払い義務が利用者に発生します。
しかし、ここからがファクタリングならではの仕組みです。実はファクタリングには「ノンリコース契約」というものが存在します。「リコース」とは「償還請求権」のことで、売掛先が倒産するなどして売掛金の回収が不可能になった場合、売掛債権を買収したファクタリング会社が利用者に振り込まれる予定だった金額を直接請求する権利のことをいいます。「ノンリコース」とはその逆、売掛債権をファクタリング会社に譲渡した時点で売掛債権に関する責任も同時に譲渡しているため、万が一売掛先が倒産した場合でも利用者に支払い義務が発生することもありません。近年国内では、この「ノンリコース契約」が主流になっているようなので、このリスクを回避したい場合にはノンリコース契約を選択しましょう。
②返品・リコール等で売掛債権が減少してしまう
ファクタリング契約を結んだ後に、売掛先からの商品やサービスの返品やリコールなどで、見込んでいたよりも売り上げが減少してしまう・・ということも考えられます。そのようなことが多発してしまうと、本来ファクタリングを利用してキャッシュフローが安定する予定だったのに、逆に損をしてしまう場合もあります。
このようなリスクを回避するために、日頃からのどれくらい返品やリコールが発生するのかを把握しておくことが大切です。
③取引先に知られてしまい印象が悪くなる可能性がある
3社間ファクタリングの場合、売掛先に通知をし、承諾してもらえないと利用できないという条件があります。売掛先がファクタリングについて理解があり快諾してくれるような会社であれば問題ありませんが、実際なかなかハードルが高いことでもありますよね。中小企業や零細企業にとっては、「資金繰りがうまくいってない」というマイナスのイメージを抱かせてしまうことで、「発注減少」や「取引中止」なんてことにつながってしまうことも考えられます。
初めてファクタリングを利用する企業様であれば2社間ファクタリングをおすすめします。3社間に比べて手数料が多少高くついてしまいますが、売掛先に知られてしまうこともありませんし、承諾を得なくていいので資金が手に入るまでのスピードもかなりはやくなります。
④悪徳業者が存在する
ファクタリングというサービスが注目されるのに比例して、近年ではファクタリング会社の数がどんどん増えてきていて、その中には異常に高い手数料を取るような悪徳業者が存在しているのも事実です。
悪徳業者には手数料が高いほかに、HPに掲載されている情報が極端に少ない、契約するまでのフローがやけに短い(契約を急ごうとする)、契約書の発行が無い・・・などの特徴があります。事前にしっかりと調査をして、悪徳業者に引っかからないようにしましょう。
⑤掛目が発生する
掛目とは通常担保の不動産などに使われる用語ですが、ファクタリングにも掛目というものが発生します。どういうことかというと、保有している売掛債権の全額を現金化出来るわけではなく、その一部が買い取り対象となり、その割合を示したものをファクタリングの掛目というのです。
例えば、100万円の売掛債権を保有している場合で、掛目90%のファクタリング契約をした場合、
100×90%=90万円 が買い取りの対象になります。
この掛目の率はファクタリング会社や契約の回数等によって異なりますが、どの会社も売掛金全額を現金化出来るわけではないと頭に入れておきましょう。
3.どっちが得策?融資との違い
「融資とどう違うの?」「どっちを選べばいいのか悩んでいる・・・。」そんな方のために融資と比較しながら、ファクタリングの特徴を解説します。
①審査
この記事を読んでいる方の中には、すでに融資の審査に通らない状況の方もいらっしゃるかもしれません。融資の審査では、利用者の「返済能力があるかどうか」が重要になっています。売上総利益や資産にマイナスがあればまず審査の通過は不可能ですし、もちろん信用情報の照会も行われます。ファクタリング契約を結ぶ際も、もちろん審査は必ず発生します。しかし、ファクタリングは借金ではなく売掛債権の譲渡(売買)になるので、融資の審査と違って利用者の信用はあまり重要ではなく、信用情報の照会なども必要ありません。ではファクタリグの審査のポイントとはいったいなんなのでしょうか?
それはずばり、売掛先の信用力です!ファクタリング会社が最も恐れていることは、売掛先の倒産などによって債務不履行になり、売掛債権を買い取った代金が回収できなくなってしまうことなのです。なので融資の審査と違い、ファクタリングの審査ではあなたの会社の信用よりも、売掛先の信用が重要になります。具体的には売掛先の規模や経営状況、過去にどれくらいの頻度で取引があったか、売掛金の振り込みは毎回きちんとされているかなどを調査します。赤字決算であっても、創業間もない会社様でも、審査に通る可能性は十二分にあります。
②信用情報への登録
融資を選択した場合は「借入」になってしまうので、もちろん信用情報に借入をした記録が登録されます。一方ファクタリングは借金ではなく売掛債権の売買(譲渡)になるので、信用情報に登録される心配もありません。
③保証人、担保
融資の場合は、保証人や担保が必ず必要になり、消費者金融が提供するローンは一般的には不要ですが、サービスによっては必要になるケースもあります。
一方ファクタリングは、借金ではなくあくまで売掛債権の売買になるので保証人や担保は必要ありません。事業を始めたばかり、保証人をお願いできるほど頼れる人がいない、担保にするほどの資産なんてない・・・なんてこともありますよね。保証人や担保が不要なのはファクタリングの大きなメリットのひとつでもあります。
④金利と手数料
融資を利用した場合の金利は1%以下~4%程度です。ファクタリングでは手数料が少し高めに設定されていて、2社間ファクタリングの場合では相場は6%~30%、3社間ファクタリングの場合では1~5%が相場だと言われています。即日現金化が可能で売掛先にも知られなくて済むというメリットがある反面、ファクタリング会社にとってのリスクが大きいため、2社間では手数料が高めに設定されています。
⑤資金が調達できるまでの時間
融資を利用した場合サービスによっては多少異なりますが、例えば大手銀行系の融資を利用した場合、多くの書類の準備や厳重な審査がありますので約半月~1か月以上かかることもよくあります。一方ファクタリングは申し込みから資金調達までに要する時間は最短即日~1週間程度で、スピードで言ったら圧倒的優勢です。必要期日が迫っているのに間に合わなければ意味がありませんよね。ファクタリングであれば、急にまとまった資金が必要になっても対応が出来るのです。
<融資とファクタリングの比較まとめ>
融資 | ファクタリング | |
審査の対象 | 利用会社 | 売掛先 |
信用情報の照会 | 有り | 無し |
信用情報への登録 | 有り | 無し |
保証人・担保 | 必要 | 不要 |
金利・手数料 | 1~5% | 2社間:1%~30%
3社間:1%~5% |
資金調達までの時間 | 約半月~1か月程度 | 即日~1週間程度 |
比較をしてみると融資が受けられない法人様に向いているサービスなのはもちろん、融資で対応出来ない場合の短期的な活用としてもファクタリングは力を発揮できるサービスと言えます。逆に融資は様々なシーンで活用できますが、緊急性はあまりなく長期的に資金繰りを改善していこうと考えている法人に向いています。
4.法人がファクタリングを利用するメリット
①ピカいちの対応スピード!楽で早い資金調達方法
どのサービスにもメリットはありますが、ファクタリングで言うとなんといっても資金調達までのスピードです。通常の銀行系の融資や公的融資だと1か月以上かかってしまうことも珍しくありませんが、ファクタリンを利用した場合には最短即日、遅くても1週間程度で資金調達が可能です。インターネットや電話で簡単に事前相談や申し込みができ、そして融資に比べて審査も厳しくないので用意をしなければならない書類も多くなく時間がかかりません。どうしてもお金が必要!なんてときに、その期日に間に合わなければ意味がありませんよね?売掛債権さえあれば、急な事態であってもファクタリングで迅速に対応することが可能なのです。
②信用情報に影響しない
融資やローンを利用した場合には、「借入」になってしまうので借金をしたという事実が信用情報に登録されてしまいますが、ファクタリングは借入ではないので信用情報に何の影響もありません。もし将来的に融資等を利用することも考えている法人様であればその時に少しでも影響が残らないようにしておくのも重要です。
③赤字決算でも利用OK!
ファクタリングの審査では利用法人様の信用ではなく、売掛先の信用が審査の対象となります。なので、利用法人様の信用情報の照会はもちろん必要ありませんし、極端な話赤字決算であっても、税金の滞納などがあっても審査に影響がありません。資金が必要なのに融資やローンの審査に通らないでお困りの法人様でも利用可能なサービスなのです。
④バランスシートのオフバランス化
バランスシートとは貸借対照表のことで、法人の資産や負債がどのくらいあるのかを見る決算書のことです。オフバランスとはそのバランスシートから、会社が保有する資産(債権等)を外していくことを指していて、オフバランス化することで企業評価が高まると言われています。ファクタリングによって、保有している売掛債権を現金化することによって資金繰りは改善され、さらに借金ではないために負債が増えることもありません。定期的にバランスシートを確認しオフバランス化を図ることで、金融機関や取引先からの対外的な評価を上げることにつながり、今後の融資や取引などを有利にすることが出来ます。
⑤キャッシュフローが改善できる
「赤字なわけではないのに、売掛債権ばかりが膨らんでしまって手元に資金が無い」
中小企業の経営者様によくある悩みです。業績も好調で黒字決算であっても、手元資金が不足していると税金の支払いなどに追われ、倒産してしまうリスクもあります。出来るだけ手元資金は手厚くしておきたいものですよね。とはいっても売掛先によって支払いサイトはバラバラで不安定、支払いのサイトが長くてキャッシュフローが改善されない・・・そういった悩みを解決してくれるのがファクタリングです。ファクタリングによって保有している債権を出来るだけ早く現金化することで、キャッシュフローが改善し、経営も安定させることが出来ます。経営が安定すれば新しい取り組みにチャレンジをしたり、より柔軟な事業展開が出来るようになるでしょう。キャッシュフローに悩みを抱えている法人様は、ぜひファクタリングの利用で改善を検討することをお勧めします。
5.あなたの会社はどう変わる?ファクタリング利用の事例
①卸売業 2日で480万円 (東京都)
私たちの業界では、取引先によっては納品から代金の支払いまでに2~3か月かかることもあります。この1年でありがたいことに取引先が増えてきて、仕入れの量も以前よりかなり多くなりました。波に乗り始めた時期は本当に資金繰りに悩まされました。仕入れは増える一方でも、入金まではまだ時間がかかる・・・追加の融資も考えましたが、結局実際の入金までには時間がかかってしまうので悩んでいた時にインターネットで知ったのがファクタリングでした。1日でも早く資金を調達したかったので、たった2日で対応して頂けて驚きました。今ではマネーフローも改善され、あのときファクタリングを利用して本当によかったと思っています。
②建設業 即日で200万円 (埼玉県)
一度、期日までに工事を終えることが出来ずに入金が1か月ずれてしまったことがありました。後の仕事の予定は詰まっていたし、支払いの期日は予定通りやってくる・・・このとき、入金が遅れてしまったために、当月購入する予定だった資材や材料の費用が足りなくなってしまいました。独立して1年半しか経っていなかったので融資の審査に通らず、途方に暮れていたところ、ファクタリングというサービスを知りました。毎回の取引先からの支払いは安定していたため、独立してから年数の浅い私でも審査に通り、なんと申し込んだ当日に200万もの資金を調達することが出来ました。従業員にも取引先にもお金に困っていることを知られたくなかったので2社間ファクタリングを利用しましたが、こんなに簡単に資金を調達できる方法があるなんて思いもしませんでした。今後はこのようなことがないようにしていきたいですが、緊急時の選択肢としてファクタリングの知識を持っていることは事業を成功させるカギだと思います。
③運送業 4日で1200万円(大阪府)
受注件数の増加に伴い、従業員の大幅な増員がありました。一人当たりの残業は減り業務環境自体は改善されたのですが、新職員の車両の手配や、ガソリン・ETCカード費用など給料を含めた諸々の出費が増えてしまいました。うちの会社は下請け会社なので、支払いサイトが非常に長く不安定で、一時期は諸費用の支払いでほとんどの資金が消えてしまうような状況でした。そんな中、交通事故が原因で運送していた荷物を破損させてしまう事件が発生し、依頼元から慰謝料の請求が・・・!!追加で融資をしてもらえるような状況ではないし、もう絶体絶命だと思っていたところ、顧問税理士よりファクタリングをすすめられました。少し不安でしたが民間のファクタリング会社へ相談をしたところ見積もりで提示してくれた金額がなんと1200万!手数料などのコストがかかり実際の売掛金の額よりは少なくなってしまいましたが、すぐにでもまとまったお金が必要だったので即決でした。実際の入金までは4日、スピード感にかなり驚きました。ファクタリングを利用しなければこの窮地を乗り越えることはできなかったと思います。
6.法人案件にオススメのファクタリング業者3選

オススメ度 | |
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メイン対象者 | 個人、個人事業主、小口法人、大口法人(最大2億円の実績あり) |
申込から入金までのスピード | 最短24時間以内 |
手数料 | 非公開 |


日本で初めて面談不要でweb完結を全面的に実現させたリーディングカンパニー。一部サービスでは大手銀行と共にサービスを開始。数あるファクタリング会社の中でも信頼できる大手ファクタリング会社
オススメ度 | |
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メイン対象者 | 個人、個人事業主、小口法人、大口法人 |
申込から入金までのスピード | 即日振込 |
手数料 | 2%〜9% |


オススメ度 | |
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メイン対象者 | 個人、個人事業主、小口法人 |
申込から入金までのスピード | 24時間以内 |
手数料 | 非公開 |
7.まとめ
ファクタリングは、急にまとまった資金が必要になったときやキャッシュフローの改善にとても強い味方になってくれるサービスです。もちろんデメリットやリスクもありますが、賢く、正しく活用出来れば皆様の法人にも必ず良い影響を与えてくれるはずです。
資金繰りに悩んでいる状況ではどうしても焦る気持ちが募ってしまうと思いますが、今の事業の未来を考え一番メリットの多い選択をすることが重要です。このサイトで紹介しているファクタリング会社はすべて無料相談をすることができるので、この記事で紹介したような悩みを抱えている法人様はぜひ一度ご相談してみてください。申し込むまでは何社に相談してもOKですし、実際の不安や疑問に思っている点もより明瞭化出来ます。より自分の法人に合った選択をするためにも、何社かに相談をして比較をしていただくのがおすすめです。